HILOブログ

レシチン

知って得するコスメの知識(6)

お化粧品の成分を知ろう

天然の界面活性剤とは?

身近な天然の界面活性剤としては、食品を乳化するときに使われているものがあります。

・卵黄に含まれる卵黄レシチン
・大豆に含まれる大豆レシチン

マヨネーズを作るときに卵と油がきれいに混ざるのは、卵黄レシチンの働きです。
レシチンは、植物天然成分で乳化力も弱く、含有率が5%以下なら皮脂を必要以上に落とすこともありません。また、レシチンは細胞膜の成分でもあるので、細胞には欠かせない栄養素で、皮膚に含まれる保湿成分でもあります。

石鹸は天然の界面活性剤?

石鹸は、弱い酸(油脂)と強アルカリを混ぜて加熱して化学反応させた物質です。でも、数ある化学物質の中でも、石鹸は少し特殊で、石鹸は人に対する安全性が確かめられている数少ない弱アルカリ性の化学物質のひとつです。

石鹸は「合成界面活性剤」ともかなり違う性質をもっています。人と共存してきた歴史が長く、製造方法はとてもシンプルですし、酸と反応すると界面活性を失います。これらは合成界面活性剤にはない性質です。

昔むかし、羊を焼いたときに肉からしたたり落ちた脂と木灰(アルカリ)が反応して、はじめて石鹸ができたと言われています。かなり原始的ですが、私たちが使っている石鹸とほぼ同じものです。石鹸は数ある人工物の中でもかなり自然に近いものなんです。

でも、もしセッケンが目に入ったら激痛だし、傷にセッケンがつければ痛いですよね
(><;

これは、タンパク質がアルカリ性に変性するからです。
石鹸のアルカリ度は、pH値が10~12弱くらいの値なので、そこそこ強いんです。

生体の粘膜に含まれるほとんどのタンパク質は、石鹸のアルカリ度があれば変性してしまいます。また、皮膚表面の常在菌は弱酸性下でないと生きられないので、石鹸で過度に洗浄すると、常在菌が減ってしまいます。

最後に

固形の石鹸で洗顔していくと、お肌は乾燥し→シワが増えて→老化していきます。お肌のタイプがオイリー以外の方は、界面活性剤がレシチンの洗顔料がベストです。ジェルとミルクタイプの洗顔料を使いましょう!美肌への王道です。

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